高透過ガラス

高透過ガラスの特徴や効果、交換について

高透過ガラスとは

高透過ガラス 透明ガラス

通常の透明フロートガラスには酸化鉄が微量に含まれており、少し青や緑色が入っています。

一見すると透明には見えますが、フロートガラスの断面を見たり、ガラスを重ねたりすると緑色であることが良くわかります。

高透過ガラスは酸化鉄の含有量を減らすことでガラス特有の青みを抜き、透明度を上げています。

そのため、ガラスを通して見た物の色を損ないません。

また、ガラスに厚みがあったり重ねたりしても透明度を保つことが出来ます。

展示に最適な高透過ガラス

高透過ガラスは無色透明ですので、商品や展示物を本来の色で見ることができます。

ショーウインドウやショーケースや陳列棚、美術館や博物館などのほか、商業ビルやアパレルショップや美容室などの店舗でも幅広く使用されています。

強化加工に対応

高透過ガラスは透明ガラスと同じフロート法によって製造されており、強度も透明ガラスと変わりません。

そのため強い衝撃を受けると簡単に割れてしまいますが、強化加工が可能です。

切り取ったガラスに熱処理と冷却を施すことによって、強度は通常時の3~5倍まで向上します。

また、通常のガラスが割れると破片が鋭利で危険ですが、強化加工済みのガラスが割れた場合は破片が小さな粒状となりますので怪我のリスクが低減され、安全性が高くなります。

注意点として、強化ガラスはドライバーやアイスピックなどを使った一点攻撃に弱く、破壊自体は難しくありません。

防犯性のアップも可能

ディスプレイに最適な高透過ガラスですが、強度は通常のガラスと変わらず誰でも簡単に割ることができます。

大切な展示品をイタズラや強盗被害から守るためには、防犯性の向上も重要となります。

2枚のガラスの間に特殊な中間膜を挟み圧着する「合わせガラス」にして使うと、ガラスが割れた際に破片が中間膜に粘着するため、穴が開きにくくガラスの脱落を防止する効果があります。

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